『西陣織』という一本の道の途上で


京の四季は、月の満ち欠けや、陽光の移り変わり、日々の湿度と木々の彩りによってさまざまな表情をもちます。
 人々に語りかける季節の声は、ときに風となり、ときに鳥や川の流れとなって儚くうつろう日々の美しさを伝えます。
 京の人々は、古のむかしから、そうした自然の声に耳をかたむけ、その言葉を自身の手仕事に取り込んで繊細な色や造形を生み出してきました。


 脈々と受け継がれた感性と、暮らしのなかの祈りは「西陣織」という手仕事に昇華しました。時代ごとの職人たちが、大自然と意匠性を調和させ、卓越した技術へと磨きあげました。その進化の過程そのものが、一本の道となり今に続いてきたのです。


 その長い道の途上で受け継がれてきた「型」のなかに、現代らしい「感性」や「あそびごころ」を和え、さらなる進化を果たすことが、私たちのなすべきことだと考えています。


 [和工房 明月]では、絹にはじまり、漆・金・銀をほどこした箔や糸など、素材の魅力を活かした織物を制作しています。
 織物を手に取った方が、そのよろこびを人と分かち合い、手渡し、ずっと受け継がれていくようなものづくりを目指しています。

概要

1993年4月 

松島織物 設立 代表者 小谷壽教

資本金 1000万円

所在地 京都市左京区岩倉南池田町65
電話/FAX 075-781-0755
事業内容 帯、壁紙、小物用素材の製造卸

加盟団体 西陣織工業組合(証紙No.2446) 京都商工会議所 

2018年2月 

帯地にとらわれない織物ブランド『和工房明月』発表

田尻緑 小谷千果